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2026.10.31

ベトナムの工業団地

工業団地とは

ベトナムにおける工業団地とは、ベトナム政府が土地を割り当て、ディベロッパーによってインフラを整えた工業用地を意味します。社会主義国家のベトナムにおいて、土地は国民全体のものであり、政府が管理するものとされています。そのため政府が工業化計画を制定し、それに沿ってディベロッパーに土地が割り当てられます。ディベロッパーは割り当てられた土地を整備し、企業が入居できる工業団地が開発されます。また政府は今後もベトナムの工業化、外資企業の誘致を狙い、新たな工業団地の整備が進むと考えられています。

 

2024年時点 2030年予想
447箇所 約668箇所

出所:Sufex Trading社より提供

 

外資系企業の進出

 外資系企業がベトナムに進出し工場を開設する場合、基本的には工業団地に入居する必要があります。工業団地外に工場を開設することも不可能ではありませんが、用地の取得、電気・水・排水等インフラ整備、許認可の取得などの手続きは、外資系企業にとって非常にハードルが高くほとんどの企業が工業団地を選択しているのが実情です。また工業団地内に工場を開設する方法としては、「自社工場」と「レンタル工場」の2パターンがあります。

 

自社工場orレンタル工場

「自社工場」は、ディベロッパーから土地使用権を購入し、その土地の上に自社にて工場を建設する手法です。ベトナムでは土地の所有者は国であり、企業や個人が土地を所有することはできません。そのため数十年単位の土地所有権を一括購入し、その土地を使用することが可能になります。「レンタル工場」は、ディベロッパーが工業団地内に建設した建屋で、そこを賃貸し工場として使用する手法です。

 

自社工場 レンタル工場
写真

初期投資 大きい

土地使用権の代金(数十年分を一括購入)

建設費・管理費

小さい

毎月の賃料・管理費

敷金

広さ 大きい:1ha(1万m²)~ 小さい:南部 500m²〜/北部 1,000m²〜
操業開始

まで

長い:約18〜22か月

許認可の後に設計・建設

短い:約9〜10か月

内装工事と、許可の更新が必要

拡張 可能:用地を広めに取得し、段階的に拡大が可能。 難しい:隣の区画はまず空かない。

移転が必要。

撤退時 簡単ではない。

土地使用権の期間は数十年単位。売却や譲渡の相手探しから始める必要あり。

比較的しやすい。

賃貸契約期間は3年~設定が可能。

出所:Sufex Trading社より提供

 

検討時のポイント

ベトナムで工場設立を検討する場合、自社工場とレンタル工場の各メリットとデメリットを十分に認識した上で、自社の事業戦略に適した手法を選択する必要があります。

自社工場 レンタル工場
メリット
  1. 長期的な事業展開に最適
  2. 将来の拡張用地の確保
  3. 工場レイアウトの自由度
  4.  資産としての蓄積
  1.  初期投資が小さい
  2.  小規模な工場
  3.  短期間で操業開始
  4.  試験的な進出が可能
デメリット
  1. 初期投資が大きい
  2. まとまった土地の取得が必要
  3. 創業までのリードタイム
  4. 事業環境の変化リスク
  5. 撤退時の煩雑性、コスト
  1. 家賃の年間上昇
  2. 拡張検討時の制約
  3. 長期的にはコストが高い

 

 

最後に

今回はベトナムにおける工業団地についてご紹介させていただきました。HBCVではお客様のベトナム工場設立に関してご相談段階から事業計画の策定、進出用地の選定、進出手続きまで幅広くサポートさせていただきます。また現地パートナー企業と連携し、専門性の高い情報を提供しております。ベトナム進出をご検討のお客様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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